知人の紹介でフリーになることを考えました!

フリーとして独立した理由は知人の勧誘(Vol2-2)

◆前職を辞めた理由というのは?
将来や給料に対する不満ですね。
5年間、ずっと同じ現場で働かされてきて、ものすごい閉塞感を感じていたんですよ。

 

その現場には、10年以上働き続けている人も上司にいたんですけど、その人みたいに10年そこにいて、いきなり首を切られたとしたら、その現場ひとつの経験しかなかくて応用が効かないし、そう考え始めるともっといろいろな仕事をしてみたい。

 

という気持ちが高まってきてたんですね。
あと、給料が安かったということも、不満のひとつですね。

 

あんまり働いていない上司が給料を高くもらって、バリバリ働いている若手が給料を安く抑えられているっていう状況は、おかしいな。と思うんですよ。

 

◆フリーにはどうしたらなれるんでしょうか?
前職の時の協力会社さんにいたフリーの人から誘われました。

 

ぼくが会社を辞めるという話をした時に、ちょうどその人と仲が良かったですから、うまいタイミングで誘われたんですね。

 

本当は異業種に転職する予定だったんです。

 

なので、会社に辞表を出した段階では、次のことは決まっていなくて、本当に辞める間際にフリーの人から誘われたんです。

 

◆会社を辞めるに当たって、周囲の反対はありましたか?
特になかったですね。
親には辞めるかもというような、あいまいな感じで伝えてはいましたけど、特に反対されるようなことはありませんでした。

 

◆実際に辞めるのにどれくらいかかりましたか?
会社を辞めようと思ったのが、4年目くらいだったと思います。

 

それから1年以上は、前職の仕事は忙しすぎて、とても言い出せる状況ではありませんでした。

 

とりあえず、その前職のプロジェクトをきちんとリリースして、現場が収束するまでは。
という感じでした。

 

◆フリーになるに当たり面接等はあるのですか?
その前職で出会ったフリーの方に紹介された会社の方と、結局は2回ほどの面接がありました。

 

1回目の面接は、面接と言っても顔合わせ感覚でしたね。
居酒屋で、相手の会社の営業の方1名と、ぼくとその誘ってくれたフリーの方の3人で雑談まじりに仕事の話をしたという感じです。

 

多少は、前職でどういうことをやっていたか?なども話しましたけど、居酒屋ですから、それほど緊張するムードというわけでもなく、ざっくばらんな感じの顔合わせでした。

 

でも、その営業の方っていっても、その人は取締役なんですよ。
その紹介されたところは、あまり大きい会社ではなかったですから、最初は居酒屋面接だったということもありますね。

 

2回目は、実際の現場責任者の方との面接でした。
そこでは、前職の内容を重点的に聞かれました。

 

例えば、どういうポジションでどのような業務をやっていたか?とか、どういう工程を担当していたか?前職では、何年働いていたか?
などですね。

 

それで、その場で直接、採用ということを言い渡されました。

 

フリーSEのメリット・デメリット

◆実際にフリーで働いてみてメリットはありましたか?
最初に来るのが、やはり「給料が良い」ということですね。

 

相場としては一般の「フリーSE」で月に50〜60万円くらいで、現場を任せられるマネージャークラスのエンジニアの方になると月に80万円以上もらっているみたいですね。

 

◆フリーの方でもマネージャーの仕事を任されることがあるのですね。
本当に信頼されると、フリーのエンジニアでも、マネージャーとして現場を取り仕切らせてもらえますよ。

 

◆他にもメリットはありますか?
あとは、サラリーマン時代に比べて、性格も行動も主体的になりますね。

 

例えば、自分の確定申告などお金の管理も自分でやらなければいけないですから、自然と、自分でモノを調べて行うようになりますね。

 

他にも、とにかく知識欲というか、ものすごく高まったような気がします。
あとは、定時に帰れるということは大きいですね。

 

フリーの場合は、契約内容どおりに仕事をこなしていれば、定時に帰っても、まったく文句は言われません。

 

でも、仮に自分が正社員だったとしたら、いくら自分の仕事が終わったとしても、上司が働いている中で定時には帰りづらいですよね。

 

帰ろうとしたら、上司から雑用を任されることもあるでしょうし。
それと似たようなことで、会社の煩わしい行事に参加しなくても良くなったことですね。

 

◆逆にデメリットはありますか?
役職がないので、リーダーやサブリーダーなどの立場にはなり難いということはありますね。
先ほどのマネージャーの話とは、逆行しているようですが。

 

やはり、その会社の正社員の方が、優先的にリーダー・サブリーダーの役割を担います。

 

◆他のデメリットは?
いつ契約延長されなくなるかがわからないという、安定感の無さというのは、あります。

 

30代だったら、大丈夫だと思うのですが、40代、50代になって、フリーのエンジニアをやっているのは厳しいような気がしますね。

 

例えば、さっき言った、フリーだけどマネージャーとして使ってもらえるような本当に優秀な人でないと、年をとってやっていくのは、仕事的にも現場の雰囲気的にも厳しいのが現実です。

 

◆それらの不安に対してはどのように考えていますか?
とりあえず、いろいろな現場に行って、人脈を作りたいと思っています。
それで、自分が認められれば、いろいろな仕事が回ってくると思っています。

 

同時に、定時に帰れるメリットを活かして、資格の勉強や、資産運用、副業にチャレンジしていきたいと思っています。

 

とりあえず、30代は給料の良さと、時間活用できるというメリットを活かしていきたいと思ってます。

 

◆最後に、フリーのエンジニアとしての満足度を100点満点で教えてください。
仕事面は80点ですね。
残業がなくて、家に帰った後に自己啓発の時間ができるという面で満足しています。

 

ただ、内容的に、詳細設計以降ではなくて、もっと上流の仕事がしたいという希望がありますからマイナス1になっています。

 

お金面も80点ですね。
サラリーマンの時の倍くらいになったので、かなり満足ですけど、同じフリーの人達に比べると、これでも少し低いですからね。

 

◆フリーSEのケイスケさんでした。ありがとうございました。

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