社内SEからもう一回転職する難しさ(Vol1-6)
社内SEを長くしていると新規導入をSIerに依頼することが多くなっていきます。
そして、業務の大半が
- ユーザ調整
- ベンダコントロール
に集中してしまうことで、技術力が停滞・低下してしまいます。
IT業界で数年も技術が停滞してしまうとキャッチアップするのはものすごく大変な作業になってしまいます。
その為、SIerなどに転職する場合、社内SEからだと技術力の停滞を嫌がられるパターンがあります。
社内SEが陥る技術の陳腐化
また、社内SEの場合、自社のシステム、自社のビジネスについて深い知識を持っていますが、他社のシステム、ビジネスについてはあまり知らない場合も多いです。
SIerやコンサルへの転職の場合は、多くの会社のシステムについて提案する事となるのでそういった面でも不利に働きます。
つまりは技術的な成長が無く、自社だけのシステム知識しかない蛸壺化(たこつぼか)したエンジニアと見られてしまうわけです。
これでは社内SEからもう一度転職するのは難しいですよね。
なのでずっと社内SEとして転職している方もいらっしゃいます。
技術の継続に必要な事
こんな社内SEのイメージを払拭する方法としては、IT資格の更新などの努力が必要となります。
SIerにいるとIT資格取得時に補助金が出たり、合格時にお祝い金がでたりしました。
賞与が加算されるなんてこともあります。
しかし社内SEだとそれ何の資格なの?なんて言われたりすることもあります。
それにめげずに自分のエンジニアとしての腕を磨く一環として資格の更新をしてみてください。
業界他社の業務知識にも興味を持つ
そしてもう一点が業務知識の部分です。
これは例えば会計システムであればトレンドはこれだけど自社ではこのように運用していました。
などと他社トレンドをキャッチアップするようにしていきましょう。
キャッチアップ方法としては業界紙を読む、セミナーに参加する、出入りのSIerと話をするなどいろいろとありますが、一番はそういった世の中の動きに興味を持って吸収していこうという態度が重要となります。
自社の事だけ卓越した知識があればいいんだでは次が厳しくなります。
環境によることなく知識を身に着けていく努力をしていきましょう。
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